発行者 浄泉寺護寺会会長 北村 明
護寺会会長 北村 明
弥陀成仏のこのかたは いまに十劫を へたまえり 法身の光輪 きわもなく 世の真実を 照らすなり 「浄土和賛」
浄泉寺護寺会が結成されてから来年で20年になります。その間ご門徒の皆さんには、ご協力をいただき、心から感謝申し上げます。
同朋新聞7月号の中に「一日のたしなみには、あさつとめにかかさじと、たしなめ」という言葉が紹介されていました。これは蓮如上人ご一代記聞書の文であるとありました。
私は、いつの頃からかは覚えていませんが、毎朝日課としてお墓と本堂にお参りする様になりました。前の本堂の時は、雨が降るとそちらこちらに雨漏り受けの入れ物があったり、吹雪の朝には、すき間から入った雪が山のように積もっていたりで、その光景を今はなつかしく思い出されます。
本堂新築から十年、すっかり立派になり、私も心身ともに晴れやかになります。
今年の護寺会総会が終えた七月はじめのある朝、住職さんから体調のことを聞かれました。老いの身を忘れて、少々無理をしてしまい筋肉痛などになっていた私の姿を見ていたのでしょう、やさしい思いやりに心で合掌していました。浄泉寺本堂のご本尊様は私にとって心の親のように感じます。本堂の戸を開けて入ると「よく来た、よく来た」と迎えられている様です。わたしにとって豊かな精神世界のようなものかも知れません。
この世に、この時代にいろいろな出来事が毎日のように起きています。そんな時、仏様に願わずにいられません。祈らずにはいられない気持ちでいっぱいです。
平成23年には宗祖親鸞聖人750回大遠忌法要が厳修される予定になっており、その記念事業として、大師堂と阿弥陀堂を対象とする真宗本廟両堂等修復工事などが企画されております。
私たち一人ひとりの心の故郷であり、命のささえでもある真宗念佛の教えを聞信して、とも同行の道を進んで行きたいと願っています。浄泉寺護寺会が皆さんのご支援によって、ますます発展できますようお願いいたします。
合掌
責任役員 赤間 栄夫
浄泉寺の行事には雨が降らないというジンクスがあります。でも6月15日から17日という、梅雨の期間中の旅です。雨にあうのは最初から覚悟の上での本山参詣と山陰の旅です。参加者の募集につきましては、浄泉寺、成願寺の門徒の皆様のご協力ご支援により心配することなく、順調な出だしでした。ただ、鳥取・島根をめぐる新幹線とローカル線の片道9時間におよぶ行程ですので、参加者の健康状態等を考慮して、グリーン車を利用することにしました。
梅雨さ中雨にあわねば宍道湖の 夕日と果てなき人の心は
赤間有涯 詠む
平成15年6月29日(日)午後1時、本堂に於いて護寺会総会が開催されました。
今年は6月15日から17日までの2泊3日、恒例の本山参詣の予定があり、時間とのせめぎあいの中、総会の準備が進められました。
当日の天気は前日までの雨もうその様に晴れ、好天に恵まれ沢山のご門徒の皆さんが参加され有意義な総会でございました。
開会は午後1時過ぎ、参加者134名(うち委任状97部)で総会成立。北村明会長、ご住職のあいさつ後、議長に柏倉金二さん(川原小路)を選出。平成十四年度事業報告(担当渡辺敏雄)、会計決算報告(担当岡本修一)、監査報告(監事鈴木孝也)があり、慎重審議の結果満場一致原案どおり承認されました。
続いて平成15年度事業計画、予算などを審議、いずれも原案どおり承認されました。
総会終了後、参加者全員で正信偈(同朋奉讃)を唱和して散会。
参加した方から、せっかくの機会なので何か行事を行った方が良いのではないかとの意見がありました。
本堂が新しくなってから10年、その間真宗寺院として着々立派に整備されていますことは、誠によろこばしく思います。
特に、25年も前から、ご交流いただいております山形市篠仏光堂様とのご縁は、浄泉寺にとりまして真に得難いことであり不思議な仏縁と思っております。
このたびは、宮城県内の真宗寺院には納められていない蓮如上人御厨子と須弥壇を製作したので是非浄泉寺に納めさせて欲しいとのお話がありました。
3年前は御開山御厨子須弥壇をいただいたこともあり恐縮しておりましたのに、これ以上甘えてはいられなく辞退することに致しておりましたが、すでに出来上がっているので受け取ってくださいとのこと誠に申し訳なく、また、社長篠塚氏の並々ならぬご温情に応えるべく精進して参ることにして、有難くそのご厚情に従うことにしました。浄泉寺の本堂荘厳は又一段と素晴らしく整い、他寺院の範となるよう勤めて参ることといたしたいと、ひたすら感謝の意を込め、ここに皆様にご紹介申し上げます。篠仏光堂様ありがとう存じます。
合掌
たしか5月上旬だったと記憶していますが、浄泉寺様より公開講座のチケットを送っていただきました。毎年のようにいただいていて失礼ばかりしていたものですから、今年は是非出席しようと考えて聴講しました。
会場の青年文化センターにはあまり人が入っていませんでしたが、それよりもほとんどの人達が私より年齢が上だったのが驚きでした。お寺様が主催では当然かと感じています。
「人権文化の創造をめざして」とても難しそうなタイトルだったのですが、和田先生に資料を用意していただき、しかも、ていねいでわかり易い講演が印象的でした。前の日少し遅くまで友人とお話していたので、もしかすると公演中眠ってしまうのではないかと心配しましたが、そんなことにもならず、とても素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
もっと聴衆が多ければいいのにと思い、和田献一先生に申し訳ない様に感じました。来年も必ず出席させていただきます。本当にありがとうございました。
仙台市在住 原
一、造花は、絶対にあげないで下さい。 一、お供物は、お参りがすんだら必ずお持ち帰り下さい。 一、茶わん、カン類など、燃えないゴミは必ずお持ち帰り下さい。 一、ゴミ置き場には、紙、樹木、生花以外は捨てないで下さい。
以上
浄泉寺護寺会ご門徒皆さんのご協力を、心よりお願い致します。
一周忌 | 平成14年 | 三回忌 | 平成13年 | 七回忌 | 平成9年 |
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十三回忌 | 平成3年 | 十七回忌 | 昭和62年 | 二十三回忌 | 昭和56年 |
二十七回忌 | 昭和52年 | 三十三回忌 | 昭和46年 | 三十七回忌 | 昭和42年 |
五十回忌 | 昭和29年 | 百回忌 | 明治37年 |
月日は百代の過客にして行きかふ年も又旅人なり。舟の上に生涯をうかべ、馬の口をとらえて老いを迎ふる者は、日々旅にして旅を栖(すみか)とす。
奥の細道の序章である。3年に一度の本山参詣はもう10年に近い、その間準備するスタッフの気遣いは大変なものである。予定どおり行ってあたり前、しかも参加者が満足する様な配慮も必要となる。今回も又同様であった。松江発「スーパーやくも」グリーン車両の席が4席不足している。例によってスタッフは普通車両の1号車、グリーン車は4号車に乗車と決まったが、間に2・3号車と離れてのお世話は大変なので、心配しながら松江のホームで待っていた。到着した列車を見てビックリ、1号車の次が4号車ではないか、こんなことってあるのかと、今までの取り越し苦労を大笑いしながら車内の人となった。