発行者 浄泉寺護寺会会長 北村 明
護寺会会長 北村 明
釋迦弥陀は慈悲の父母 種々に善巧方便し われらが無上の信心を 発起せしめたまいけり (高僧和賛より)
浄泉寺護寺会の護持運営につきましては、ご門徒皆様のご理解とご協力の賜と、心から感謝申し上げます。
この歩みを省りますと、平成元年より計画を立ちあげました本堂建設は、浄泉寺 380 年余の歴史の中でも特筆すべき大事業であり、本堂荘厳は他寺と比較しても勝るとも劣らない立派なものと思っております。その本堂に毎朝参詣する人数も増し話題も豊富になり、寺の存在がいよいよ充実していることを感じております。
教化活動も多岐にわたり、万灯篭、しんらん教室、聞法会などが実施されて参りました。特に万灯篭はお盆の夜の寺境内にともる提灯のあかりとヒラヒラとゆれる先祖供養の短冊は亡き人々に思いをはせ、合掌せずにはおれない、すばらしい企画と思っております。
真宗同朋会運動の一環として実施されて来ております推進員教習講座に、これまでも参加して参りましたが、今回は仙台組内各寺から 40 名のうち、浄泉寺・成願寺から合計 4 名の方々にご参加いただき、さらに本山での研修にも進まれ研鑚を深められ、あらたに真宗門徒の推進員として歩まれることを念じる次第です。
先日の総会の中で触れております「宗祖親鸞聖人 750 回ご遠忌法要」もありますので、何卒今年度もよろしくご支援、ご協力をお願い申し上げまして、ご挨拶といたします。
合掌
責任役員 赤間 栄夫
浄泉寺では、これまで 2 年間に 1 回の割合で上山参詣の旅を開催しており、その立案計画のスタッフの一員でもありますので、かかさず参加をしてきておりますが、いつかは真宗本廟の同朋会会館に泊まって研修をしてみたいと思っておりましたところ、このたび 6 月 14 日から 17 日まで 3 泊 4 日の上山研修が、仙台組門徒会により開催されることを知りました。現在、浄泉寺の住職が仙台組の組長ですので在任中に是非同行しようと参加を申し込みました。
研修の日程は 6 月 15 日から 17 日までの 2 泊 3 日ですが、結成式が 15 日の 11 時 20 分ですのでどうしても前日の 14 日に出発しなければなりませんでした。
寒くとも袂に入れよ西の風 弥陀の国から吹くと思えば
私はいくたびも口吟みながら六角堂をあとにしました。心のみちたりた清々しい第一日目の京都の朝でした。
次回へつづく
去る 6 月 27 日(日)午後 1 時より本堂において護寺会の総会が開催されました。議長には佐々木誠さん(通丁)が選出され、総会の次第により審議が進められました。
審議( 3 )の下水道工事にともなう調査検討委員会設置についての説明の後、調査検討委員会の委員の人選・人数・設置時期等については事務局に一任することで承認されました。
下水道の使用開始は全町同時ではなく早い地域では今年の 10 月から使用ですが、町の条例によって、公共汚水マスへの排水設備の接続は使用開始の告示日より 1 年以内、くみ取りトイレは 3 年以内に水洗トイレに改造しなければなりません。浄泉寺につきましては、まだ工事も始まっておりませんので未定です。
審議( 4 )・( 5 )の宗祖親鸞聖人 750 回ご遠忌記念事業に関する件、また東北別院教化センター設備事業に関する件につきましては、1 年の計は元旦にありといわれておりますので、平成 16 年 1 月 15 日発行の寺報(倶会一處)にて、皆様にすでにお知らせをいたしておりますが、総会の席上で住職より再度説明がありました詳細については後日書面にて説明を申し上げ来年(平成 17 年)の護寺会の総会にてお諮りいたしますので何卒ご理解・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
総会は天候に恵まれ皆様のご協力により原案どおりご承認をいただきましたので、ご期待にそえますよう、役員一同頑張ってまいります。
お盆の行事、今年もお盆の季節になりました、恒例の行事のご案内をいたします。
なお来年も、本山での研修、推進員の研修などを行って参ります。皆さんの積極的なご参加をお願いいたします。
昨年の 2 月住職さんから、推進員教習講座のご案内をいただきました。私は即座に「是非参加させて下さい」と返事いたしました。
縁と申すのでしょうか、私の母からいつもお念佛しなさいと聞かされていましたが、どうしていいのかわかりませんでした。
結婚して子育ても終え好きな趣味に生甲斐を見出し、平凡であたたかな家庭の充実感にひたっていました。ところが、健康で丈夫な主人の突然の死に、立っていることも出来ませんでした。私だけがなぜ、何も悪いことをしてないのにとの思い、天をうらみ運命のいたずらをのろい、泣きました。
無我夢中で過ごした 4 年あまり、そんな時、住職さんから、身に余るはげましと聞法のお話をいただき、若い時、母から、お念佛しなさいと聞かされたことを思い出し、今回の本山での推進員後期教習に参加させていただきました。そこで、私は、一人ではなかった、みんなに見守られ、支えられて今があると思い、もっともっと学んで参りたいと思っています。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
浅野 厚子
一昨年、父の二十三回忌の供養をさせていただきました。その時に住職さんから「本山に行って勉強して見ませんか」とのお話をいただき、もしかして、これは父が私に何か願いをかけているのかもしれないと思ってすぐお願いしました。 秋保の前期講習で真宗大谷派のお内仏のお荘厳、お給仕等を教えられ、仏壇についての考え方が間違っていたんだと改めて知りました。気になりましたので帰ってから住職さんと相談しまして本尊の御絵像、脇掛等を揃えて頂き、仏光堂さんには今の仏壇に合う仏具を揃えて頂き、カセットテープをたよりに毎朝家のお内仏で勤行して居ります。 今回、本山での 2 泊 3 日の後期講習に参加させて頂きました。 2 日目早朝の帰敬式を受けお釈迦様の仏弟子としての名告りの法名を頂き感激しました。又法話では全てが自分本位の考えで生きている事を気付かせて頂きました。その後に諸殿拝観の時間がありました。前に 2 度、寺の参拝旅行に参加して居りますが日程の関係上時間が取れず、いつかゆっくり見せて頂きたいと思って居りましたので、この度念願かなって、全ての建物をゆっくり案内してもらい、清掃奉仕作業として山門の 2 階部分の板間のふきそうじをして来ました。そこには大きな釈迦如来と阿難尊者と弥勒菩薩の三体が安置されていました。驚きました。いずれも後期講習参加のお陰で、いろいろな見聞の機会が持てました。 私達は日頃両親からの願いをかけられた名前で生活して居りますが、さらに法名を頂いた意味を考えると、生きてる今、先づは聞法に励み勤行をつとめ、更に我身を教えに訊ね真宗門徒としての新たな自覚に立って願生浄土の道を歩もうと思います。
佐々木 芳雄
一、造花は、絶対にあげないで下さい。 一、お供物は、お参りがすんだら必ずお持ち帰り下さい。 一、茶わん、カン類など、燃えないゴミは、必ずお持ち帰り下さい。 一、ゴミ置き場には、紙、樹木、生花以外は捨てないで下さい。
以上
浄泉寺護寺会ご門徒皆さんのご協力を、心よりお願い致します。
暑い日が続く毎日、仕事の手も多少鈍ってくる。
「あつい」といえば、社会情勢もまた熱い。イラク自衛隊派遣、北朝鮮拉致被害者問題、スポーツ界ではプロ野球界再編問題、身近なところでは市町村合併問題。
何となく見えてくるのは国家や組織、地域のエゴ、最たるものは個人エゴ、これらのエゴが働き、綱引きが始まったり希薄な論議で物事が決定されるとしたら困る。
護寺会会報の発行は来年節目の第 10 号を数える。開かれた護寺会の広報づくりに微力を注ぎたい。
前段のことを他山の石として、エゴを出さずに・・・。
大坂
宝池山浄泉寺 宮城県玉造郡岩出山町字浦小路113