発行者 浄泉寺護寺会会長 岸 順幸
護寺会会長 岸 順幸
6 月 14 日午前 8 時 43 分ごろ、ものすごい勢いで地鳴りが起こり、地面を突き上げる様な大地震が襲って来た。一瞬・宮城県沖地震がとうとう来たなと思った…。揺れが収まってからテレビの画面を見ると栗駒山山麓を震源地として、阪神淡路大地震に匹敵する規模の大地震の震度を、繰返し放映されて居た。残念ながら栗駒山を中心に大災害となり、死亡者や行方不明者が多く出るなどの大惨事となりました。
岩出山地域でも上野目小学校周辺が多くの被害を被り、その他の地域でも、被害が起こっており特にお墓の灯篭の倒壊被害が多く見受けられるなど、広範囲にわたる大地震でした。ここに、改めて被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
また、未だに余震が続いておりますし、宮城県沖地震も 30 年以内に起こる確率が高いと云われております、万が一の地震時には冷静に行動できるなど、常に心の備えはもちたいものです。
さて、浄泉寺護寺会活動も 6 月より新年度となりました。ご門徒皆様方には昨年中には積極的な活動をいただき、お陰さまにて 19 年度の護寺会事業も滞りなく終えることが出来ましたこと、改めて心より感謝を申し上げます。
また、6 月 29 日には、多くのご門徒皆様方の参会をいただき、 20 年度の総会を開催いたしました。議案は、19 年度の決算・並びに、20 年度の事業計画、収支予算について審議を得て、議案の賛同をいただき、新年度事業として決定いたしました。
終了後、住職の計らいで懇親の場を設けていただきました。常々、お寺は浄土真宗の教えを伝える場でもあり、ご門徒皆様方の集い・拠り所として出来れば…と思っておりましたが、このたびは、ご門徒皆様との集い時の語らいの場として、持って来いの雰囲気でした。
さらに、20 年度の事業計画の( 4 項)の中に「正信偈学習の集い」を加えさせていただきました。これは、昨年の護寺会報の中で紹介いたしましたが、ご門徒の方の提案で、毎月 10 日の午前 6 時30 分から、皆で「おつとめ」をすることになり、昨年の 6 月から 1 年間行って参りましたが、本年度から護寺会活動として事業計画の中に加えることに致しました。住職の読誦に合わせて唱える「正信偈学習の集い」を拠り所として、気軽に多くのご門徒皆様方のご参加をいただければ幸いです。
最後に、本年も一層のお力添えをお願い申し上げると共に、ご門徒皆様方の一層のご健勝をご祈念申し上げ挨拶といたします。
責任役員 赤間 栄夫
「親鸞に学ぶ」より
「平成 20 年度浄泉寺護寺会総会が去る 6 月 29 日(日)午後 1 時から開かれました。
開会に先立ち参加者全員で正信会佛偈を唱和してのち、本堂北側にある「具会一處」の下で住職が読経、責任役員の赤間栄夫氏と会長の岸順幸氏が代表して焼香ののち、総会の開会となりました。
岸会長の挨拶に続き、議長に内田政明氏(通丁)を選出、平成 19 年度の事業報告、収支決算報告、特別会計報告、監査報告があり承認、平成 20 年度事業計画案、収支予算案の審議が行われ、議案すべて満場一致で承認されました。
総会閉会後参加者一同で懇親懇談の会が持たれ、和やかな雰囲気の中、住職さんから一人ひとりを紹介していただきました。初めての試みでしたが皆さんから好評を得て、特に新しく入会された方には、親しみやすいお寺だという感謝の言葉をいただきました。
私達浄土真宗の教えは「弥陀の本願を信じ念仏申す」ことを願いとしています。
およそ 20 数年前から毎朝本堂に参詣している方が、お経を覚えたいとの申し出があり、いろいろ検討して、昨年 6 月より行事として実施しております。
継続は力なりと申しますとおり、先ず簡単なことから取り組むこととして、正信偈を唱和、同朋奉讃を習うことと致しました。
時間は朝 6 時 30 分から、晨朝の勤行、御文拝読、感話、いつもの様にお茶をいただき、懇談と懇親、8 時前にはすべて終了ということにしました。
今年度から護寺会の事業の一環として皆様からご支援をいただき、より充実した行事になります様お願い申し上げます。
今年もお盆の季節になりました。恒例の行事のご案内をいたします。
「お墓参り」のマナーが一部の方に未だ守られておりません。
このマナーは「環境問題」を念頭に置いて定められたものですので是非お守り下さい。
一、造花は絶対にあげないで下さい。 一、お供物はお参りが済んだら必ずお持ち帰り下さい。 一、茶わん、カン類等、燃えないゴミは必ずお持ち帰り下さい。 一、ゴミ置き場には、紙、樹木、生花以外は捨てないで下さい。
(住職記)
6 月 14 日の地震発生時およそ5秒ほど前、普段ほとんど吠えたことのないわが家の老犬がうなり声を上げ吠えた。お前もいよいよ死ぬのかと一瞬思ったとたん、グラグラと 6・5 …
うわさによると、それより数日前、蛭沢川で大ナマズが 3 匹サデ網に入ったという。ナマズは昔は沢山いたが、現在は小魚しか居ないと思っていたが 40 pもある大物が入ったことで不吉な予感。口々に地震でも起きなきゃいいがと気持ちが悪くなり、田んぼのあぜに放流したという。
科学者が様々なデータと研究を重ねて、未だ解明できずにいるだろう自然界。人間の能力など知れたものと知らされた。
災害は忘れた頃にやって来る。おのおの方ご油断めさるな!
今「デスティネーションキャンペーン(DC)」という言葉をよく耳にする。インターネット上の辞書といわれるフリー百科事典『ウィキペディア』によると、「JRグループと、指定された自治体、地元の観光事業者等が協働で実施する大型観光キャンペーンのこと」とある。平成 20 年 10 月から 12 月末まで宮城県が対象となり、メインテーマは「美味(うま)し国 伊達な旅」である。
ガソリン代や諸物価が高騰している折、どれほどの人々が旅行経費を捻出して当地を訪れ、その経済効果を生み出してくれるのか、一応の期待はしてみたいところである。
さて、このDestinationという意味は「目的地」・「行き先」というものらしい。Campaignとの組み合わせは造語であるという。
我が浄泉寺門信徒のデスティネーションはいずこ……?
(大坂 記)
宝池山浄泉寺 宮城県大崎市岩出山字浦小路113