浄土真宗大谷派宝池山浄泉寺(宮城県大崎市岩出山)

住職挨拶

加美 志田 遠田に寺持つな
   死んでも行くな玉造

住職写真  真宗の隣寺が 30 キロメートル周囲になく、県境を越えて 50 キロメートルも同門の寺のない地域、玉造の地に生まれ、様々な問題やしがらみの中で育てられ、不安と不満とが幾重にも重なり合い連なりあって、まさに異端の日々である。しかもその不安と不満の中の「わが身を何とかせねば、ならねば」の思いは寺に住む楽天家の私にもジワジワと内観され、このまま時代の中に埋没させることは「いのち」に申し訳ないなどとモンモンとした年月は久しい、だからと言って解決できる能力さえもない。
 法務は一応まじめではあるのになぜか不安と不満・・・。どこまでも続く闇が私を覆っている感じである。
 乾いた喉に冷水を注ぐ様な特効薬も見出せないが、時折訪れる順縁にすがり、かすかな今日の心の糧を得る思いである。

住職 赤羽根 證信